高市山村日記

愛媛県伊予郡砥部町高市にある「砥部町山村留学センター」の、非公式連絡ブログです。 現留学生関係者は勿論、OB・OGや保護者の方、学校・センター教職員の方も是非御参加ください。

高市山村日記へようこそ。子供も親も元気になる高市の山村留学。子供たちを満たし成長を促すその実力と、日々のできごとをそのままご紹介します!

★ 高市の山村留学をご紹介  高市での生活ってどんな感じ?
★ 留学生保護者のインプレ   実際留学させてどうだった?
★ 山村留学 始まりの瞬間   子どもが「行く」と言ったとき
★ よくある質問   山村留学を検討中の保護者さんへ



※ 高市小学校は、平成28年度で閉校しました。
平成29年度からの高市の山村留学は、新生・広田小学校で継続いたします。
(バス通学で約6分です)

当ブログの平成28年度までの情報は、高市小学校と連携した状態での山村留学制度に関するもです。平成28年度の山村留学に限定した情報として御利用ください。

砥部

すばらしきかな、へき地教育!高市小学校!

こんにちは。ハタです。

高市小学校は愛媛県内にあるへき地学校に
指定された小学校37校のうちの1校です。
愛媛県により
「へき地学校小学校の部」2級に
指定されています。

へき地とは、何でしょう?

へき地教育振興法」によると、
「へき地学校」とは
《交通条件及び自然的、経済的、文化的諸条件に
 恵まれない山間地、離島その他の地域に所在する
 公立の小学校及び中学校並びに中等教育学校の前期課程
 並びに学校給食法 (昭和二十九年法律第百六十号)第六条 に規定する施設》
と定義されています。


全国へき地教育研究連盟
第8次長期5か年研究推進計画」から
高市小学校での教育で感じているところを
抜粋してご紹介します。

(引用)

我々は、へき地、小規模校の特性を生かし、
少人数で子どもの個性を生かすきめ細やかな指導、
地域の人材、自然、歴史等の教育資源を
十分に活用できる環境、異校種間や地域との
強固な連携を図ることのできる状況を
へき地の強みとして、実践していく必要があります。

美しい自然と温かい郷土に守られ
すくすくと育つ児童生徒には未来があります。

子どもたちの目の輝きを守るためにも
私たち教師は夢を与え続けなければなりません。

各地で行われている研究を見ても、
子どもたちの目は輝いて、
生き生きとして活動しています。

これは、児童・生徒数だけを見ると
脆弱な基盤といえますが、
保護者、地域と結びつくことで、
盤石な基盤ができているからに
違いありません。

「へき地に教育の原点がある」
「へき地にこれからの教育の展望がある」との
言葉をかみしめ、自信と誇りを持って
教育実践に向かうことが大切であると思います。

(第8時長期5か年研究推進計画の策定にあたって
 全国へき地教育研究連盟会長 伊井一雄)




今や「へき地に光を」ではなく、
「へき地から光」をの時代であると言われている。

新しい時代を切り拓く子どもたちの育成は
へき地教育を抜きに語ることはできず、
時代の要請にあった教育の実現には、
へき地・小規模・複式学級を有する学校の
「へき地教育」に期待するところが大きい。(P.5)




三特性について

(1)へき地性
  (略)地域による違いはあるものの、
  以下のようなへき地校児童生徒の長所も
  数多くあげられてきている。

  ①明朗で活発である、

  ②純真で素朴である、

  ③礼儀正しく仲がよい、

  ④勤労をいとわず根気強い、

  ⑤協調性がある、

  ⑥思いやりや優しさがあるなど

   また、北海道教育大学の玉井康之氏は、
  へき地・小規模校のメリットとして、

  ①教員と児童生徒、児童生徒どうし、
   学校と地域の関係の密接さと
   信頼関係の形成しやすさ、

  ②地域社会の共同性の学習しやすさ、

  ③問題行動の少なさ、

  ④児童生徒の協力的な姿勢、

  ⑤個々の児童生徒の到達状況に合わせた
   学習指導・生活指導の行いやすさ、

  ⑥自主学習・集団学習の習慣の形成しやすさ、

  ⑦リーダーとしての活躍の場

  等をあげている。

   このなかで、へき地校児童の長所にある
  思いやりや優しさなどの「心の豊かさ」は、
  生涯にわたって大切な人間性の基盤となる
  資質であり、これからの時代に一層の育成を
  目指さなければならない資質でもある。

   今こそ、「へき地劣性」の考え方を解消し、
  へき地のもつ教育的価値に視点を当て
  「へき地優性」の考えに立った
  積極的な教育課題解明の研究と実践が重要である。

(2)小規模性
  
  (前略)へき地・小規模校では、
  1学級の人数の少ないことを優位な条件としてとらえ、
  児童生徒一人一人の特性を把握し、それを指導に
  生かすことが重要である。

   特別活動での主体的・自治的な活動や
  異年齢集団による活動、近隣校との合同学習や
  集合学習など、地域に根ざした教育活動や
  特色ある教育活動を成功させているのは、
  児童生徒一人一人が主役として活躍していることに
  よるものであり、小規模校のよさはここにある。

  また、地域の環境(自然・社会・人間)を生かした
  体験的な学習を積み上げ、自然や地域との触れ合いを
  通して、豊かな感性や郷土愛が培われている。

  また、総合的な学習の時間や学校行事等での
  地域と連携し協働した学習により、
  課題解決能力や表現力・コミュニケーション力の
  向上も報告されている。
  
  地域に根ざした教育の推進を図る観点から、
  小規模校の特性を生かし、
  児童生徒一人一人が主役になるとともに、
  地域の教育力の一層の活用を図ることが重要である。

   さらに、児童生徒の側に立った教育を志向し、
  これからの児童生徒に何が大切か、
  何に価値があるかを追求し、
  発達段階と適時性を考え、
  困難な条件を乗り越える方法を創造しながら、
  へき地の学校だからできる教育、
  小規模校だからできる教育、
  複式学級だからできる教育を
  推進することが重要である。

(3)複式形態
   学級編成基準により2個学年が1学級を編制して
  教育活動を営む学級を「複式学級」と呼び、
  次のような特質があげられている。

  ①学年を越えて能力が分布することから、
   学年差とともに学年を越えた個人(能力)差という
   観点でもとらえなければならない。

  ②教育課程の編成の特例により、
   学年別によらない指導計画を工夫することができる。

  ③2個学年の児童生徒に対応した指導計画や
   学習過程を工夫しなければならない。

  ④上学年と下学年を交互に体験することになり、
   よきリーダーとよきフォロワーの立場が経験できる。

   この異学年集団における体験は、
  人間形成の上でも大切な要素であり、
  3つの特性の中でも最も大きな要素である。(P.17-18)




あたかも、少人数だから
社会性が育たない、
他者とのコミュニケーション力が育ちにくい
といった事を憂慮し、
統廃合を推し進める地域もあるが、
へき地の子どもたちには、日頃より、
様々な他者と関わり人と触れあうことの楽しさや
集団の一員として役割を果たすことの充実感を
感じている者が多い。

また、人の世話をする、されるといった
異年齢集団の中で感じる自己有用感を
自然に身につけている者も少なくない。

このことは多人数だから獲得できるというものではない。

「交流学習」・「体験学習」等が
古くから実践・研究されてきた
「へき地校」には、
今、社会で必要とされている教育の
最先端を行く実践が為されていることを
誇りに思い、社会に発信していくことが
期待される。(P.21)




「教育の原点はへき地教育にあり」と言われる。
これは、文化的・社会的条件に恵まれていない地域ではあるが、
美しい自然や温かな地域住民に囲まれた中で、
教師や友達と心を通わせ助け合って学習していくという
深い人間的接触を通して、
児童生徒一人一人が自己実現を図っていく教育が
進められているからである。(P.21)



このような「へき地教育」を
山村留学制度によりだれもが受けることができます。

他のへき地学校と違い、
高市小学校には毎年新しい児童がやってきます。
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高市小学校の最大の強みは、
へき地に生まれなくても、
 希望すれば全国からいくことができて、
 へき地ならではの少人数・複式学級の教育を
 受けることができること
」なのです。

山村留学始まりの瞬間 〜こどもが「行く」と言ったとき〜 ハタ編(下)

こんにちは。ハタです。
今回は2回目と3回目の「行くと言ったとき」についてです。


我が家は2つ違いの2人姉妹。
今年で山村留学は3回目です。

1回目 平成23年度 1年生 3年生
2回目 平成25年度 3年生 5年生
3回目 平成27年度 5年生 



<2回目>
1回目の晩秋ころから、
「来年はどうする?」 という話題が出始めます。
その問いに我が子たちは「帰る」と迷うことなく決定済み。 

そして、姉が「今度は6年生で来る」とのこと。
8歳の子が3年後の自分の人生を計画していることにびっくりしました。
我が子ですけど。
そして、妹は「私も一緒に行く」と追従。


そして、地元に帰って元の小学校での生活を送って、9ヶ月後。
またもや冬休み。 

「6年生の修学旅行は地元の小学校の友達と一緒に行きたいから、
 来年高市に行きたい」 という9歳。
変更の理由までちゃんと述べてからの、計画変更希望。 

「私も行く」と妹。

センターに電話すると
面接もなくていいので、書類送りますとのこと。


そういうわけで、2回目の山村留学となったのでした。 


<3回目>
えぇと、なんで行くって言い出したんだったかな? 10372986_662821560513509_753727691237099777_o
...という、訳でした。

今年6年生の地元のKちゃんと一緒に大三島行きたかったんですって。 
1年生のときは、5、6年生のお姉さんたちが行くのをみてて、
3年生のときは、姉が行くのをみてて、行ってみたかったんですね。 

「私も行く」と姉について行っているように受け取ってしまっていたけれど、
3回とも 彼女の意志で行っていたのだなぁと
この記事を書くことで振り返って改めて気づきました。




あと2週間で冬休み。
会えるのがたのしみです。



先日、久しぶりに電話があり、わくわくして掛け直すと、
恒例の
「上履きキツイから新しいの送って」でした。 
ついに、私と同じサイズです(; ̄Д ̄) 

山村留学、始まりの瞬間 〜 こどもが「行く」と言ったとき~ ハタ編(上)

こんにちは。ハタです。

我が家は2つ違いの2人姉妹。
今年で山村留学は3回目です。

1回目 平成23年度 1年生 3年生
2回目 平成25年度 3年生 5年生
3回目 平成27年度 5年生 

<1回目>
夏休みに見学に行った翌年のお正月明けに
留学センターから電話がかかってきました。
「4月から留学しませんか?」と。
その電話に、「今度1年生になるので、
2年生以降で考えます。」と即答し、
電話を切ったのですが・・・。

電話を切った後で、娘たちに一応
「この前の夏休みに見学に行った山の学校行く?」
と聞いてみると・・・「行く!」とのこと。
(ちなみに「夏休みの見学」とは、
 流しそうめんを食べに行ったついでに連絡もせずに見に行きました。
 たまたま寮母さんがいてセンター内を見せてもらってパンフレットをもらいました。)

(え~、本当?)と思いつつ、
ならばと、とりあえず面接に行ってみることにしました。

学校の様子もセンターの様子も見られるようにと、
学習発表会の前日からセンターに体験宿泊させてもらいました。

夜は翌日の学習発表会の原稿を片手に
自分リハーサルをしている留学生たち。
寝るまで「早く~~しなさい」と急かしている我が家とは大違いで、
なんか、いいなぁこういう時間と思ったのでした。

翌日の学習発表会は、餅つきをして、しし鍋を食べてから始まりました。
児童の発表をみて、なんだかみんなしっかりしてるなぁ、
少人数ってすごいかも、と思ったのでした。
(今年度の学習発表会は平成28年1月31日(日)です!興味があればぜひおいで下さいませませ(*・ω・)ノ)

姉妹は、最初は恥ずかしがっていたものの、
慣れてくると現PTA会長さんにちょっかいをだして遊んでもらってました。

そして、家に帰ってから、
どうかなぁと思いつつ
「行く?」と聞くと
二人とも「行く!」とのこと。

それではと手続きを進めることにしつつも、
見学に行った興奮が冷めたらどうかなぁと考え、
もし一度でも「やっぱり行きたくない」ということがあれば、
今回は取りやめて来年以降にしようと思っていました。

なので、二人には
「まだちゃんと決まってないから、誰かに言ったらだめだよ」と
言っておいたところ・・・

翌日の保育園でのお迎え時には、
「E美ちゃん、地元の小学校には行かないって言ってたんですけど」 (゚∇゚ ;)エッ!?

そんなに行く気満々なんですね!w(゚o゚)w オオー!

 というわけで、母の心配をよそに、
娘たちはためらうことなく山村留学に旅立っていったのでした。

第1回は、おしまいデス。

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第2回も、おたのしみに!
 

ここでしかできない体験 〜 舎儀利(しゃんぎり)高森三嶋神社 秋季例大祭

はじめまして。隔年3度目の留学生の保護者、ハタです。

2015年11月24日の仮管理人N田さんの記事
高市の舎儀利」を読まれましたか?


内容を読んで、写真を見て、興味が湧いて、
実際に見てみたくなりますよね〜。


でも、高森三嶋神社秋季例大祭(長い…)は
年に1回、毎年10月23日に行われるのです。
休日平日関係なし。毎年10月23日です。
今年は金曜日でしたが、なんと来年(平成28年)は日曜日
これは、行くしかないですね。
新しい来年の手帳にしっかりと書いておいてくださいね。





平日に行われる場合、学校はどうなるの?

午前中は授業がありますが、午後は学校がお休みになり、
学校の先生生徒地域の方々高市地区総出でお祭りに専念します。



そんな地元も留学生もひとつになる秋祭り。
気になりますよね。


いますぐ「舎儀利」を見てみたいあなたに!
2年前の舎儀利の一部を動画でご紹介します。


平成25年度 高森三嶋神社 秋季例大祭 舎儀利
(別ウィンドウでyoutubeが開き、音が出ます。)
この年はあいにくのお天気だったため、高市小学校の体育館で行われました。




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なにもやったことのない小学生が、ここまでできるんです。
どうしてできるようになるのか?

それは、地域の方々が熱心に指導してくださるからなんです。

昔は地域で受け継がれていましたが、
今は毎年来る留学生に、一から教えてくれています。
毎年毎年、舎儀利をやったこともみたこともない小学生
はじめから指導してくださるのです。



「愛媛産には愛がある」

ここ高市は地域の方々の「愛」にあふれています。
その愛を受け取って、留学生は育っていきます。



愛媛県生涯学習センターのホームページ内の
データベース「えひめの記憶」には、
高市地区でこの舎儀利を受け継いできて、
こどもたちに指導してくださっている地元の方のお話が載っています。



ここ高市でしか、できない。
小学生の間しか、できない。



そんな体験をしに、高市へいらしてください。 
平成28年4月からの留学生を募集しています。 


砥部町ホームページ「平成28年度山村留学センター留学生募集」 
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