今回は私の少ない経験で申し訳ないのですが、
このタイミングで再チェックしておきたい事
をおせっかいながら書いてみました。
(去年の記事を少し手直ししただけですが)
① 絶賛自己肯定感アップキャンペーン
山村留学をさせるにあたって親子離れて暮らす決断をした親子ともに
素晴らしい決断をしたと自信を持って、
その子に響く普段使っている方法で子どもへの愛情を(できれば言葉で)伝えてください。
山村留学に限らず新年度は慣れるまでに大変な思いをする子がほとんどです。
せいぜい1,2度しか行ったことがない山の中の慣れない土地、学校、
友達、宿舎生活・・・最初はつらくて毎晩大泣きするもいたり、
その子を慰めてて一緒に泣いたりする子もいます。
タイミングは違っても、どんな子どもでも必ず乗り越えられるのですが、私が見ていて乗り越える力の根っこにあるのは今まで受けた愛情や言葉のような気がします。
大抵の子がそんな時、親や周囲の方々にもらった言葉や抱きしめてもらったことなどを
思い出しゆっくり咀嚼したりしているようです。
是非、留学する子どもにたっぷりの言葉のプレゼントをしてあげてください。
言葉で伝えるのが難しい場合は手紙でもいいですし、ただ抱きしめてあげるだけでもいいとと思います。
手紙は何度も読むことができて、その都度親の想いを反芻します。(ゲームに例えて申し訳ないのですが、RPGだと宿に泊まって心のHPを満タンにして高市に向かうイメージです。手紙や言葉はその後1か月間の薬草やホイミになります)
1か月間は子ども達は親への連絡を絶つルールが高市にはあります。それは自分の力で1年間を乗り越える力をつけるためです。
この1カ月で子どもも親も心のHPが倍になります。
② 困ったことがあったら周囲に頼ることを伝える。
親元を離れて暮らすなんて経験は小学生では初めての経験になる子がほとんどです。
どんなしっかりした子でも想定もしていない困りごとがでてきたりします。
何か困ったことがあったら、自分で悩むことや解決の道を探して模索することも大切だけど、
難しければセンター職員や学校の先生に話すこと、抱え込まないこと、
甘えてもいいことを伝えてあげてください。
どんな問題でも必ず解決できます。(うちも初年度はそりゃ色々ありました)
高市はセンター職員も学校の先生も地域の方々も子育ても留学生受け入れについてはベテランばかりです。
センター長は元学校の先生、指導員や寮母さんはベテランで子育て経験豊富、
新広田小学校も学校として留学生を受け入れることも2年目に入りました。
地域の方々もいつも温かく見守って下さいます。
「自立」というとなんでも一人でできる、解決することが自立だと思われがちですが、
自分の弱いところオープンにしていい意味で人に甘えて「助けて」と言えることのほうが
多様な他者も受け入れることもでき自立に近いと私は思ったりするのです。(個人の価値観ですが・・)
③生活の自立をしっかりと
高市では身の回りのことは自分ですることが基本です。
特に低学年では難しいかもしれませんが、周囲の力を借りながらなんとかそのうちこなすようなるので大丈夫ですが、なるべく自立していたほうが楽な場合がほとんどです。
食事・歯磨き・着替えなど、時間内に終わること、特に歯磨きは直前に歯医者さんに行ってフッ素をしっかり施してあげてください。(虫歯になりにくいので)
低学年から中学年くらいまでは仕上げ磨きをしている家庭が多いかと思いますが、高市ではそれは期待できません。正直、歯が汚れている子もいます。うちの子は1年生での留学だったので、会いに行くといつも歯が汚れていました。4年生の長男も同じく。しかも長男は矯正装置を付けているのに・・・困ったもんです。
こればかりは意識と技術という両方からのアプローチが必要なので、
あと3日では難しいかもしれません。
ここまで書いておいて・・ですが、もし無理でも安心して下さい。
学校でも歯磨き指導はありますし、
センターでは基本おやつがめったにでない、でても少量なためダラダラと食べることもありません(というかお菓子に飢えているので一気になくなります(笑)こんな経験も豊かな今では貴重な経験です)から虫歯にはなりにくいと思います。私の二人の息子達も歯が日常的に汚れていたくせに(目視で歯垢がはっきに見えるくらい!)虫歯ゼロで帰ってきました。
食事も朝はバスで通うため、時間がタイトです。
うちの次男はあまりの食事の遅さ(ふつうに朝食に1時間かかる子なもんで)に朝食はほとんど食べることができなかったようです(苦笑)
あまりに遅い子はその子の成長を見て優先的に食べるものを指導しておいたほうがいいかも・・・(朝はタンパク質を取ろうとか、中学年男子はカルシウムとタンパクを優先しようとかいう程度で)
おまけ
センターから持ち物案内されていると思いますが・・・
☆水遊びグッズは必須?!
センター前の高市川、入所式当日から入って遊ぶ子がいるくらい大人気です。
差支えなければぜひ水遊びができるグッズを持たせてあげてください。
高市っ子は11月まで水遊びします(笑)
サンダル(できればマリンシューズタイプ)・水着・ゴーグル・網やかご・シュノーケル持参の子もいます。
さすがに高市小学校時代は子どもの日祭り直前は学校の先生に川遊びをストップされた様ですが(たぶん、子どもの日祭りを元気に迎えるために配慮かと思います)うちの子は水遊びなんて・・・という方も、どんな子もみんなで遊んでいるとつい川に入ります(笑)
☆靴下は同じ柄がよいかも
靴下の相棒がいなくなる、破れるのは日常茶飯事、うちは同じ柄の靴下を持たせていました(苦笑)
靴下が破れるのはセンターのホールや廊下などで滑って遊んだり(これも家じゃできないよね)
しているからだと思いますが、本当によーく破れます(スポーツ用などしっかりした素材がいいかも)
・・・ついでに男子限定ですが、ズボンのすねも靴も必ず破ります。服はユニ○ロくらいがいいかも。うちはしまいにはユニ○ロすら惜しくなるくらい服を破って帰りました。すね、必ず破れます。
ここまで野山を駆けまわってもらって親としては嬉しい限りです。
☆お菓子・お金は持たせないで!
センターからの案内で禁止されているものは持ってこないでください。
せっかくの寄宿舎生活、不自由さや我慢、寂しさも貴重で大切な経験です。
こっそり…でも他の子どもたちは本当によく見ています。
〇〇さんだけ・・というのはその子にとってもまわりの友達にとってもマイナスにしかなりません。
ゲームも同様です。
せっかくの高市での暮らし、友達と自然を満喫することでもいいし、何もせずにボーと山を見るのもいいですし、ぜひ「ゲームやお菓子のない生活」についてプラスの働きかけをお願いします。
あとは横浜さん@28年度四年女子ママのアドバイス
↓
追加であったらいいもの
①常備薬がある場合には必要です。
娘は肌が弱く、虫に刺されるととんでもなく腫れます。塗り薬と飲み薬持たせました。
②女子は保湿クリーム、リップクリーム、ハンドクリーム❗
外遊びを沢山するので✨全身カサカサになってました。
③目覚まし時計
あるといいらしい
④書き込めるカレンダー
行事予定を書き込んで家族に会える日を楽しみにしてくれてた
↑以上
そういえば、次男は一昨年入学式直前に顔に怪我をして形成外科医から
「傷あとが残る残らないは、紫外線に当たらない方が残りにくい」と聞いて
学校にも日焼け止をロッカーに置かせてもらい
屋外に出る時には塗るように声掛けをお願いしました。
少人数だから、そのような細かな対応も可能です。
当時の担任の先生のお陰で、次男の傷あとは残りませんでした。
有難いことです。
あれこれ書きましたが、どれも当たり前のことばかり、、、
子育てしている親御さんから見たら、
今更っていう内容ですみません。
結局、な~んだこんなことでいいのかと思ってど~んと送り出してください。
子どもはセンターに預けた以上、信頼して任せてもらって大丈夫!!
結局、一番大変なのは親のほうかも!
親が寂しいのは子どもには関係ないので、その辺はじっと耐えてください。
親も強くなります。
留学当初、スーパーで長男の好物を見ただけで泣いていた私もすっかりたくましくなりました。
一保護者の目線で好き勝手書きましたが、記者登録されている保護者の方、
良かったら補足お願いしま~す