■重要■ 平成28年度を最後に、高市小学校の廃校が決まりました。
 この記事は、現在までの山村留学生保護者の経験談を基にしています。これは高市小学校と連携した状態での山村留学制度に関するものであるため、平成28年度までの山村留学に限定した情報として御利用ください。



山です。
現在3年生の長男が山村留学を知ってから行くと決断するまで

10が月かかりました。


私自身が山村留学を知るきっかけはこちら
http://takaichisanson.blog.jp/archives/1954936.html

10ヶ月かかったので本当に本人が決めたときには

驚きのほうが大きかったのを覚えています。



去年の4月

最初に山村留学を長男に教えたとき。

「こんなんあるよ」とホームページを見せました。

返事はNO

予想通りの反応に理由も聞いたか聞かなかったかも

思い出せません。



・・慎重で人見知りな長男の性格からして当たり前の反応。

5月の子どもの日運動会


学校・地域・保護者が一体となった楽しい参加型の運動会でした。

一緒に楽しみ、運動会の後には

校長先生が校内を見学させてくださいました。


その後、留学センターの見学、




皆で楽しめた運動会、木の香りが心地よい校舎、

安心して子どもを預けられる先生方やセンター職員の皆さん

イキイキきらきらした高市っ子、気さくなPTA会長夫人・・・


「この学校行ってみる?」


長男の返事はまたもNO




その後もます釣りなどセンター行事にちょくちょく参加しても

長男の反応は変わらず


理由は「家族と離れて暮らすのはさみしい」




そして12月

あきらめ半分のころセンターから

面接だけでも受けておいたらどうか?

との助言をいただき面接

行く気の無い長男はその場にいるだけ、

という面接となりました。




年が明けて1月。

一泊体験すら嫌がる長男

でもやっぱり山村留学を経験してもらいたい私、


「お母さんは愛媛マラソン頑張るから

もしお母さんが完走できたら高市に一泊体験してもらいたい。

体験した上で「行かない」のであれば行かなくてよい

一度体験してもらいたい。

高市での経験はきっと君の力になる」


みたいな話をしました。

慎重な長男の今までのチャレンジは「体験」
で良さを実感してからというのがほとんどでしたので、
じっくり時間をかけて体験してもらえばわかると思っていました。


なんとかぎりぎりで完走した翌週、

約束通り(イヤイヤ)高市に宿泊体験することに


午後より行ってみたものの

長男は誰とも遊ばず関わらずホールの隅で本を読んだり、

お風呂も他の子と入るのを嫌がって最後に二人で入りました。




長男と寝室へ行きあまりの寒さに二人でひとつの布団に入り

長男は「これって罰ゲームなん?」

と震えながら聞く始末。




長男が寝た後、やはり長男は山村留学するには幼すぎるのでは?

という話をセンターとしました。




私も諦めた瞬間だったと思います。




翌朝、ホールでびっくり!


子どもたちはホールに布団を持ち込んで椅子と布団で

そこで秘密基地を作りそのまま寝ていた様子。

(当然叱られる・・・




叱られていても長男にはそれが、

「なんじゃこれ~?!」

くらいの衝撃だったみたいでした。

(当直職員が誰か?によって羽目の外しようが違うみたい




「なんかここは面白そうなところだ・・」

と思ったようでした。




その後、偶然にも長男が得意なサッカーで遊ぶことになり

高市小学校のグラウンドでサッカーをしました。





丸一日かかってようやく打ち解けた瞬間でした。




でもサッカーが終わった後は相変わらずホールの隅で

本を読んで「早く帰りたい」という始末。




ま、こんなもんか。




昼食が終わり、もう帰ろうかと挨拶をし

駐車場で車に乗る前に長男に最終確認。


すると、

「僕、この学校に行きたい」



「はあっ?!」


何度確認しても行くとのこと、それならと

留学センターに戻り挨拶をしました。




「よろしくお願いします。」

と頭を下げる長男。


高市には「遊具」はありませんが、
家族と離れるさみしさより
たくさん遊べて楽しそうな毎日をイメージすることできた
とのこと。


自分で決めた長男はその時点ではっきりと成長し、

その後の1ヶ月半をどのように家族で過ごすのか

具体的な提案をするようになりました。




山村留学は楽しいことばかりではありません。

家族と離れるさみしさ、慣れない学校生活、寄宿舎生活
乗り越えるには
「自分で決めた」
というのが絶対に必要です

4月までに1年分くらい成長したと思います。




留学させることになったものの

親の意図を汲み取る子ではあるので、

「私が行ってほしいと願ったからではないか?」

などと悩みました。




でも長男の成長を見ていると、もしそうだとしても

彼にとってプラスになったならこれで良かったと今は思えます。


留学をした1月後の5月には
5年、6年でもう一度山村留学がしたい
と言ってきました。




もし、お子さんに打診するなら
その子の心に響く情報や体験でアプローチしてみて下さい。
結果だめでも親が子どものために提供した情報は
きっと何か心に残ると思います。



まさか秘密基地ごっこが響くとは思っていませんでしたが・・・